今は何事もきっちり丁寧に」    支部長 古山 久則

押忍!皆様いつもお世話になっております。今年も早
12月号を書いております。
さてこの度総本部審査会に参加してまいりました。皆様13歳の中学生から50代の壮年まで
一生懸命頑張っておりました。誰一人手を抜いている人はいません。やる気のない人などいるわけもなく、そんな人は来るわけがないのです。

そこで少し気になったことを書かせて頂きます。
もう一度言いますが皆様一生懸命頑張っていました。しかし!よそ見をしている人がいます。返事をしていない人がいます。先輩のアドバイスの後に
「押忍。ありがとうございました!」
と言っている顔がありがたく見えません。
有り難い。有るのが難しい。ありえない。と思っているようには見えません。
その割には、何とかして盗んでやるぞ!などの
図々しさも感じません。
どういうことかと言いますと、言うことを聞くのならば徹底的に聞かなければいけませんし、人聞きが悪いですが良い意味でうまく利用したり技を盗むのであれば、もっとうまくやらなければなりません。なにかが違うのです。うまく言えないのですが、
素直な図々しさがないのです!もっと物理的に言いますと、
聞く。見る。理解した時に出る、うなずく。納得した時にやる、返事。
が何やらもの足りなく、見ている私たちに伝わってきません。


それでも人を見かけで決めてはいけませんので、
さあ!お待ちかねの技を見せてください!と期待を寄せるまでもなく、面白いくらい一事が万事に終わります。この文章を審査を受けた人が読むとあまり面白くないかもしれませんが、そうではなく聞くも、見るも、うなずくも、返事するも、全て技、技術、テクニックなのだということを理解しなければいけません。
生まれたときはみんな
何も知りませんでした。
私もこういう時はうなずくのですよ!などと教わった記憶がありません。しかし欲しい物、手に入れたいものは見ますし、その理由、意味は知りたくなるので勝手に聞きますし、子供のころにうんうんと首を上下に揺らしている人を何人も見たことがあり、何やら分かった分かったと言っているのを覚えています。返事は?とかお返事しましょうね!などは実は母親から言われたことはなく、たぶん学校の先生だと思います。
このように
生きている中で勝手に覚えていることが分かります。日常生活の中の長い時間軸の中での無意識の教育とでも言いましょうか?
インスタントな詰め込み教育は、いい意味で高校、大学くらいで功を奏すると思います。このあたりの年齢になると意味も理解できるでしょう。世の中詰め込みすぎの養殖状態になってないかが心配です。

はっきり言いまして小さいころからのびのびとしたマナー、あいさつ、ができておらず、決まった答えはわかっていても、知恵がないように感じます。自由な考えが足らず答えのない分野で臨機応変に動くという分野の教育が足らないのです(教育してはいけない分野)。
勉強がすべて、勉強が将来の資産形成、と思いすぎのような気がします。このような時代ですから恐怖心も理解できますが焦りは禁物です。いつも申しておりますように、将来結果を出せる人になっていただくために、
今は何事もきっちり丁寧に、失敗しても腐らずやり直し繰り返すという地道な作業が必要かと考えます。何でもできる人を見たり、エリート、勝ち組、上流階級。などと聞きますと、向上心のある人ほど負けたくない!勝つ!急いで!早く!先に!となると思いますし、結果を出すことは良いことだと思いますが、なぜ見ない、聞かない、頷かない、返事しない。と言う不思議を考えてみました。

 

『偉人の格言』

男は男、女は女。
牛はモーで、馬はヒヒン。
繁栄の原理は極めて素直である。
半分は先輩から教えてもらい、
半分は部下から教えてもらう。

 
by 松下幸之助(パナソニッ
ク創業者)